屋根裏の食器棚で見つかった花柄のカップとソーサーセットだが、いくら探しても1客ずつしかなかった。蚤の市なんかで、1客だけ素敵な紅茶カップが売っていることがあり、ついつい買ってしまいそうになる。だが、義母は、私のように衝動買いをしてしまうようにはみえない。
いずれも、たっぷりと大きなカップで、形からコーヒーではなく紅茶用。私は、紅茶は少しでも長く熱いままで飲みたいので、ずんどうの背が高いマグカップを使う。こんなおしゃれなカップでは、取っ手を持つ指の小指を立ててしまいそうな気がする。

金色の取っ手のカップは、リモージュ(Limoges)産。リモージュは、フランスの中央やや南に位置するオート・ヴィエンヌ(Haute-Vienne)県にある町で、18世紀後半にはじまった磁器の生産で超有名だ。
もうひとつのカップは、バドンヴィレー(Badonviller)の名前が入っている。バドンヴィレーといえば、以前紹介した青い薔薇模様の食器と同じ生産地。デザインはまったく異なるが、このカップにも薔薇の模様が入っている。
こんなカップは、食器棚の飾りにしかならないかもだが、持っているだけで心が豊かになる…と思おう。
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「青い薔薇模様の食器セット」
