義母の手芸道具箱から、キッチンの戸棚から、小さな家具の引き出しから、あちこちでブリキで出来た大小の入れ物が見つかった。
ところどころ錆びてはいるが、なんとも言えない古びた色合いがいい。ミシンが描かれた箱は、深さが5センチ程ある小箱型。「ノーマン(Naumann)」を調べてみると、ドイツのミシン製造企業だった。イラストは足踏みミシン。ミシンを買ったら縫い物に関連する小物や道具を入れるブリキの箱が一緒についていたのだと思う。今だって、電気ミシンを買えば、プラスティック製の同じような大きさの箱がついている。
余談だが、ノーマン社は、19世紀末から20世紀はじめに、「手回しミシン」を製造していたらしい。片手でハンドルを回しながら縫製するなんて、とっても手間がかかりそう。
右の写真は、ふたつとも小さくて、厚みがほとんどないもの。赤い地色に黒字で「カルベル(Carbel)」と書かれたケースは、タイプライター(もちろん手動式ね)の文字盤を掃除するペースト状のものが入っていたらしい。紫色がオシャレなケースは、赤ちゃん用の座薬。

花一輪に「マルガ(Marga)」と書かれた、横10センチくらいのケースには、消化を助ける錠剤が入っていた。
ところで、足踏みミシンの付属品はあったものの、肝心のミシンは見当たらない。私の知っている義母は、電動ミシンを持っていたので、足踏みは廃棄したのかな…。
ざーんねん!とっても素敵なインテリアになったのにぃ。
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