義母のスカーフを整理する日

衣服・鞄・装身具

写真のスカーフの4倍か5倍くらい、義母はスカーフを持っていた。今回の整理は、2回目。1年くらい前に、汚れているものを廃棄し、傷んでいないものは慈善団体に持って行った。残ったのは、柄や色にちょっと惹かれて「生地として利用できるかも〜」と思ったものだ。「スカーフは、やっぱりシルクよね」と、日本人は言うかもしれないが、義母は化繊のスカーフも多く持っていた。彼女がおしゃれを謳歌していたと思われる1960年〜70年代は、シワになりにくく安価な化繊が重宝された時期だったのだ。

とまあ、取っておいたものの、結局使い道が思いあたらず、全部整理することに決めた。きちんと畳んで、慈善団体に持って行く紙袋に入れながら、ひとつずつ改めて眺めてみた。花柄が多い。エルメスのスカーフもどきの柄があったりもする。やっぱり、私は使わないだろうと思いつつも、3枚だけ取っておくことにした。

そのうちのひとつがこれ。くすみ色好きの私にしては、意外な選択。ピンクと緑が鮮やかだけど、なんだかしっとり感があるのは、濃いピンク色がくすんでいるからか。それに、前に聞いた話が頭をよぎったこともある。「年取ったら、肌がくすむでしょ。顔周りには明るい色、綺麗な色を持ってきたほうがいいのよ」。

スカーフについていたラベルを見たら、イタリア製だった。お店でニットや柄のブラウスを選んでいたりすると、「イタリア製は色の組み合わせや発色が美しい」と、店員さんたちが口をそろえて言っていた頃がある。30年以上も前の話だ。