宝石売りになった気分だ!

衣服・鞄・装身具

義母は、「ファンテジー(fantaisie)」と呼ばれるアクセサリーの類をたくさん持っていた。ホントにたくさん!ファンテジーは、貴金属やダイヤモンドのような貴石を使ったものではなく、もっと自由な素材やデザインで作られたアクセサリー。かと言って、安物であるとは限らず、デザインが凝っていたりブランドものだったりすると、それなりの値段になる。

一方で、義母のアクセサリーコレクションには、かなり昔の品もある。小さくて可愛らしいイヤリングやペンダントは、彼女が10代の頃のものだろうか。金というよりも、銀を使ったものが多く、またアールデコの影響か細かい幾何学模様のブローチがあったりする。

「これはヴィンテージ」「あ、銀細工がきれい」と、ひとつひとつを手に取って、選り分けてはテーブルに並べてみる。整理をはじめると、時間がかかってしまうのはいつものこと。テーブルがアクセサリーでいっぱいになったら、どこかの町の路地でテントを広げて宝石を売るオバさんみたいな気分になってしまった。

晩年は、大きめのペンダントやネックレスを好み、その日の服装に合わせて上手に使いこなしていた義母。私は、小ぶりのヴィンテージなアクセサリーが好きかなぁ。似合うものを見つけて、ぜひ身につけたいと思う。