アルコパル(Arcopal)は、ガラス品製造会社から派生し、1958年に誕生したフランスのブランド。強化加工された不透明なガラスでできた食器を生産していて、安価な上に壊れにくいことから、60年代から70年代に重宝され、流行った。インテリアといえば花柄や幾何学模様の時代。アルコパルは無地のほかに、花柄のデザインも多く発売していた。
時を経て、1970年代のものは、今やヴィンテージ。アルコパルの食器は、そんな時流にうまく乗った商品のひとつだ。70年代、数フラン(物価上昇を鑑みても、今の数ユーロ相当)で買えた皿が、ネット販売で何倍にもなっていたりするから驚く。
実は、私、このアルコパル食器が少し苦手。宣伝文句に「白磁のようななめらかさ」なんて書いてあるけど、それは違うと思うなぁ。アルコパルはアルコパル、陶磁器とは別物だ。

義母も、アルコパルの食器をいくつか持っていた。赤色系の花が散っている、丸い皿とデーザート皿が6枚ずつ、それにスープ皿が1枚。それから、朝食のコーヒーを飲む椀が3つ。そのほかに、無地の椀や小さな器もあった。値段も安いし可愛いので、一応揃えてみたという感じだったのかもしれない。
今年の夏、テラスで朝食をとる際に、この食器を使ってみた。周りの緑によく映える。うん、悪くないか、アルコパル。
