ネコジャラシの間から、こんにちは。ネコだよー。
数週間前、故郷に帰ってきたら、庭には枯れきったネコジャラシが、そこら中にぼうぼうと生え渡っていたの。「枯れたネコジャラシは寂れた家のイメージだからイヤ」と、嫁。早く刈り取りたいけど、息子も嫁も酷暑の毎日にぐったりしちゃって、日中に庭仕事なんてとんでもないらしい。年なんだよ、ふたりとも!
ワタシ、ネコジャラシの森が大好き。夕方、涼しくなったら庭に出てみるの。ネコジャラシの陰に隠れて、野ネズミや昆虫を狩りするって、ぞくぞくしちゃう。獲物を見つけたら、身体を低くして、枯れ草がカサコソしないように、ゆっくり進むんだよ。成功率はそれほどでもないけどさ。ワタシも、ライオンの一族だってことを感じるひとときなんだ。

日中なにをしているのかって?昼寝に決まってるじゃない。石造りの家は、ひんやり涼しいからね。嫁のベッドの上に敷いてもらった、いい匂いのするタオルの上で昼寝。朝からだから、朝昼寝。暑さがそれほどでもない日は、風通しのよいテラスで、ダラ〜ンと寝そべったりするんだよ。
ところで、何日か前に、息子が新しい芝刈り機を買ったの。あの人、道具だけは揃えたいタイプ。嫁から「ものばかり増えるじゃない」とか、言われちゃってるのにね。私のネコジャラシも、もうすぐなくなっちゃうのかなぁ。
ネコは、2017年にこの家の庭で誕生。義母が外で餌をあげていたが、彼女が2020年に老人ホームに入ってからは、隣人たちが餌やりをしてくれていた。2024年から義母の息子と嫁(筆者)の夫婦が保護。家ネコになった。
