鳥打帽、それともキャスケット?

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「鳥打帽」と呼ぶのは、なんだか古くさいし、「ハンチング」というのも、おじさんが被りそうな帽子のイメージだなぁ。フランス語では「キャスケット(casquette)」。でも、野球帽や電車の運転手が被る帽子もキャスケットなので、前に小さなツバがついているものを全般的に、そう呼ぶようだ。

元々は、19世紀に英国で、狩猟の際に用いられたことから「ハンチング・キャップ」という名前がついたらしい。それが、一般に普及し、今ではさまざまな素材やバリエーションで商品化されている。フランスでは、秋が深まる頃に、ちょっと年配の男性がウールのチェック柄やツイードの鳥打帽を被って、散歩したり買い物したりする。若い人は、どちらかというと野球帽タイプのものを被ることが多い。毛糸編みのキャスケットは、私も子どもの頃に被っていた記憶がある。

「これぞ鳥打帽!」というスタイルの薄茶色キャスケットは、夫が高校生の頃に買ってもらったという。彼は若者ではないが、野球帽派。シンプルな形が気に入ったので、私がもらうことにした。

航海士が被るようなキャスケットは、とても小さなサイズ。夫が幼児だった頃のものだと思われる。本人はうる覚え。海浜地ならではのデザインだ。碇のアップリケや青白ツートンカラーのあご紐、ツバの部分は紺色の透明プラスティックで、可愛い。

義母が編んだボーダー柄のセーターを着たセルロイド人形があったので、被ってもらった。よくお似合い!