暑い。フランスは酷暑で、パリは最高気温が40度まで上がったらしい。アルプス方面に住んでいると話すと、「あらぁ、夏は涼しそうね」と言われるが、決してそんなことはない。車で30分くらいのところにあるモンブランの山は、てっぺんの雪がどんどん溶けていて、標高が低くなっているのだとか。
こんな暑くて寝苦しい夜。寝具をリネン(麻)にすると、すこ〜し、寝やすくなるような気になる。でも、今どき麻布のシーツなんて、ほとんど市販されていない。売っていたとしても、とても高価だったりする。
義母やお祖母さんの時代は、シーツやテーブルクロス、ナプキン、布巾といった類は、だいたい麻布で作られていた。以前の投稿で話題にしたが、こういったリネン類に自分のイニシャルを刺繍したり、結婚相手と自分のイニシャルを刺繍して嫁入り道具にしたりした。
写真左は、義母のイニシャルが水色の糸で刺繍されたシーツ。縁の波模様は、ボタンホールのステッチだが、糸の並びが詰まっていて、ものすごく時間がかかりそうだなぁ。

もうひとつの写真は、ナプキン。イニシャルから、お祖母さんの嫁入り道具だったのかも。だとしたら、かなり古い。えんじ色の糸で、一部に細かいクロス・ステッチを使い、模様文字が刺繍されている。手作業なので、ナプキンのひとつひとつが個性的。
義母は、これらをナプキンとして使用していなかったが、自分の編みかけの編み物を包んだり、乾いて硬くならないように、パンをくるんでおいたりしていたのを覚えている。
過去の関連記事
「嫁入り道具の手製ナプキン」
