小さな町でも夏は賑やか

諸々の...話

私たちが暮らす小さな町は、駅前に最寄りの商店街がある。商店街といっても、5分もあれば往復できるこぢんまりとしたものだ。それでも、海浜の町だから、夏のバカンスになると急激に人口が増えて、賑やかになる。寒い時期には閉っていた店も、4月頃から徐々にオープンする。

「あれ、こんな店あったっけ?」。商店街をぶらぶらしていると、店先にずらっと並んだ、色鮮やかな大きめのカゴが目に入った。昨年は別の店だったのに。お客の多い夏季には繁盛するが、9月になると人もまばら。冬には閉店を余儀なくされて商売にならず、翌年には撤退というケースがよくある。安定して商売ができるのは、パン屋、肉屋、小さなスーパー、薬局、そして美容院か。体格のいいおばちゃんがやっている靴修理店なんかも周辺住民にはありがたい。

海浜の町には、「マリニエール(marinière)」と呼ばれる青と白のボーダーTシャツがよく似合う。フランス海軍の水兵用ユニフォームのひとつで、昔からブルターニュで製造されていたから、このデザインは地元人に大人気。…だったはずだが、最近ここであんまり見ないなぁ。世界中どこでも着られているマリ二エールに、地元の人たちは食傷気味なのかも。

駅前広場のカフェバー。窓の下にブルターニュの旗が掲げられている。「グウェ・ナ・デュ(Gwenn ha du)」と呼ばれる旗で、ブルトン(breton)語(かつて、ケルト民族として、ブルターニュ地方で使われていた言語)で、「黒白」の意味。この旗は、ブルターニュ人の誇りであり、たとえば、この地方在籍のスポーツチームが参加する試合なんかでは、サポーターが応援席で掲げていたりする。

旗のいわれについては話が長くなるので、今回は割愛!

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ブルターニュ焼きの花瓶」(ブルターニュとケルト民族について少し説明あり)