1930年代の手作りワンピース

手芸・布類・道具

前々回の投稿で、屋根裏の一角で古レコードを見つけたことを書いた。この場所には、いくつかのトランクが積まれていて、そのひとつに数枚の衣類らしきものがしわくちゃになって入っていた。ちょっと汚らしくて、このままゴミ袋ねーと思ったが、刺繍が目に入っちゃった。

しっかりとした麻布で作られたワンピース。昔はこんな生地でシーツを作っていたから、もしかしたら、シーツ用のものを使ったのかもしれない。ずっしりと重い。洗濯機で洗い、あらためて観察すると、脇線とか一部だけミシン縫いで、ほとんどが手縫い。そうか、昔の足踏みミシンでは、厚ぼったいところや細かい部分は上手く縫えなかったのだろう。刺繍やボタン用のループも全部手作業だ。花を模った貝ボタンが可愛い。

自慢するわけではないが、私は20代の頃の洋服が今でも着られる。スカートやパンタロンは、フランスの「36」というサイズ。このワンピースも着られるかもと試してみたが、入らない。子供用に仕立てられたもので、ウエストや腕周りがとても細いのだ。想像するに、ひょろっとしていたという義母が、10〜12歳の頃に作ってもらったのではないか。時は1930年代。スカートがひだになって、少しすました感じがするワンピースは、おでかけ用っぽい。

こんな古いものを引きずり出して、ブログなんかに載せてちゃって。草葉の陰で義母は、喜んでいるかな、それとも戸惑っている?