古いレコードが出てきた!

玩具・娯楽品

この古い家の片付けも、ずいぶんと進んだ。しかし、まだ触ってもいない場所がいくつかある。屋根裏の一角がそのひとつ。義父母が購入する前の所有者は、その場所で鳩を飼っていたらしい。今でも、金網が残っていて、仕切りの役目をしている。「鳩を飼って、どうしたの」と、義母に聞いたことがある。「もちろん、食べるんでしょ」という回答。ひぇーっ!その言葉で、私は、そこに近寄る気が失せた。

とはいうものの、屋根裏を改装する計画がある。要らないものがあれば、さっさと捨てたい。「鳩の羽なんか落ちてないよね…」。電球の灯りも十分に届かないような場所で、ゴム手袋とマスクをつけて作業を開始した。

最初に目についた木製のトランクを引っ張り出すと、中に30枚近くの古レコードが入っていた。真ん中に貼られたラベルを見ると、フランス語だったり、ドイツ語だったり。1920年代のジャズものレコードは割と高値だと、どこかで読んだ気がするが、クラシック音楽のようだった。夫の家族に音楽好きがいたのかな。この先、どこかから「蓄音機」が出てくるのかも。トランクの中には、小さなブリキの入れものがあり、蓄音機用の針が入っていた。

レコードの丸いラベルに、見覚えのある、蓄音機に耳を傾ける犬のトレードマークがあった。そして、印紙が貼られている。昔は、レコードの印税をこうして支払っていたのかもしれない。

傷んでいなければの話だが、プレーヤーがあれば、ちょっと聴いてみたいレコード。この一角からは、これからも色々と出てきそうだ。開けてびっくり、恐ろしいのはいやだけど、でもワクワク。