黒色のバラがプリントされたコットンのワンピース。義母が持っていた、そのほかのワンピースやスカートと一緒に、きちんとたたまれてトランクに入っていた。そこに長年閉じ込められていたから、ちょっとカビ臭いような匂いがした。洗濯機で洗ってアイロンをかけたら、布地が生まれ変わったようにシャンとして、黒白のコントラストがよりはっきりした。昔はいい生地を使っていたのだ。
ボートネックのような襟ぐり。ウエストに切り替えがあり、スカートにはギャザーが入っている。共布で作られたベルトもあった。膝がすっぽり隠れるくらいの長さは、私の好きなスカート丈。ドレッシーというより、ソックスに白スニーカーで着たいかも。

義母が持っていた麦わら帽子から、ひとつ選んで合わせてみた。淡いブルーのオーガンジーで出来た幅広のベルト、そして同じ素材で作ったお花がひとつ。とても上品だ。つば広なので、日焼け防止にはもってこいと、試しに被ってみたら、全然入らない。そうか、西洋人は頭がすっと細いからね。それに、私、中学生の頃に知り合いの美容師から言われた言葉を思い出した。「〇〇ちゃん、ハチ(鉢)が横にちょっと張っているね」。なんかショックだったなぁ。「頭でっかち」って言われたみたいで。
過去の関連記事
「初夏らしい桃色ロングワンピース」
