「ずいぶん派手な柄だなぁ」。義母の寝室の戸棚にあった生地を手にとった時、まずそう思った。広げてみると、厚手の綿地に模様がプリントされたもので、まだ商品のラベルがついたままだった。ラベルに「家具(meuble)」と書いてある。丈が4メートルくらいあるので、たぶんカーテンを作るために購入したのだろう。
フランスの50年代から70年代のインテリアといえば、模様の壁紙、ついでにカーテンも柄ものというのが一般的だった。日本でも、子どもの頃の実家では、茶の間のカーテンが花柄だったような覚えがある。

一緒に重なって仕舞われていたのが、こっちの生地。同じ素材で、同じような色合い。緑色系を選んだのは、窓の外にある木製雨戸が緑色だからなのだ、と気がついた。でも、使わなかったのはなぜ?
私には、この柄をカーテンにする勇気はないので、クッションだったらどうだろうか。ヴィンテージなインテリアは、最近見直されているということもある。しかし、この生地の量だったら、クッション30個は作れちゃいそうだなぁ。
いや〜、私も義母と同じく、使いあぐねてしまう生地なのだ。
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「ヴィンテージな壁紙」
