現在では「絶対に市販されていない」、と自信をもって言えるもののひとつ。薄手の麻布に模様がプリントされた食器拭きの布巾で、1950年代か60年代のものだろうか。
キッチンで使うものなので、模様は食べものや家事に関連するものが多い。左側の布巾には、鍋やカップ、ソーセージ、ハム、卵、野菜や果物、お菓子のタルトなどが描かれている。右側は、ちょっとしたストーリーもの。ホウキの周りには、ティーポットや鉢植え、瓶が飛び交い、割れた皿とティーカップを前に、ニワトリがびっくりしちゃっている。誰かが掃除をしていて、うっかり棚に乗っていたものを落としてしまったという設定か。

こっちの緑色の布巾も食べものがテーマ。トマト、ネギ、さくらんぼ。それに、ソーセージに包丁が刺さっているなんて、とてもリアル。カモ、エスカルゴ(かたつむり)…。
「これが好物」というフランス人も少なくないエスカルゴだが、みんな食用の養殖ものを食べているのだと思っていた。ところが、雨後にゾロゾロと出てくる庭のエスカルゴを捕ってきて、調理している隣人がいることを知ってびっくり。私はちょっと、遠慮したいなぁ。
色鮮やかなプリント布巾。このほかにもユニークな柄のものがあるので、時折、紹介していきたい。
