ブルターニュはクレープ発祥の地

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ずいぶん前、パリのモンパルナス駅周辺には、クレープ屋さんが多いと何かで読んだことがある。モンパルナス駅は、ブルターニュ地方などフランス西部からの長距離列車が到着する駅で、パリで一旗あげようというブルターニュ出身のクレープ職人がこの場所で商売をはじめるケースが多かったからだ。ひと昔も前の話で、今ではパリのどこにでもクレープ屋さんが存在する。

そう、ブルターニュはクレープ発祥の地。13世紀あたりに、穀物の蕎麦から取れる実を粉にして、水でこねたものを焼いたのがはじまりだ。最初は、スープに浸したりして食べていたらしい。それが時を越えて進化し、今のクレープになった。

この原点となった蕎麦粉のクレープは、塩味で、一般的にガレット(galette)と呼ばれることが多い。そして、小麦粉を使った甘味のものがクレープ(crêpe)。フランス人は、昼ご飯時にクレープ屋さんに行くと、まず中に具がたっぷり入ったガレットを食べ、デザートにクレープを食べたりする。

写真は、徒歩2分、近所のクレープ屋さんで頼んだもの。大きめに切ったリンゴをバターで炒めて、キャラメルソースで和えた具が中に入って、バニラアイスクリームが上に乗っている。かなり甘いけど、リンゴの酸味がうま〜く甘ったるくなるのを抑えている。それでも、本来ならアイスクリームの隣に盛られるホイップクリームを、「乗っけないでね」と私はお断りした。