洗濯小屋と井戸を挟んで、家の向こう側にある敷地。義父が元気だった頃は、ここで畑を作ったり、子供だった夫の遊び場にしていたらしい。1970年代半ばになると、義母より25歳も年上だった義父はこの土地を持て余し、隣人に声をかけた。「野菜でも作りたい人がいたら、使ってもいいよ」と。すると、家はあるけど庭が狭い、定年で時間があるので何かしたいという隣人が2〜3人集まった。
あれから50年以上が経ち、歳をとるに合わせて隣人たちは交代していき、この場所はそこそこ立派な菜園になった。もちろん、賃貸料なんてない。義父にしてみれば、土地をきれいに保ちたいという気持ち。そして、いずれはひとり暮らしになるだろう義母が不用心にならないようにという気配りだった。
かくして夏になると、新鮮なトマトやズッキーニ、インゲン、グリーンピース、カブ…、たまにはメロンなんかも、私たちはご相伴にあずかったりする。

ここに定期的に暮らすようになった今、私も何か作りたい。10年くらい前から、ここで野菜を作っている隣人オジサンふたりに相談すると、「まずは簡単な玉ねぎ類にしてみれば」と言う。水もあげなくていいらしい。そこで、赤玉ねぎとエシャロットの球根を購入。教えてもらいながら、畑を耕して畝を作って、球根をあさ〜く埋めたら、2週間くらいで芽が出てきた。ついでに買ったシソの種は、オジサン(ま、私もオバサンだけどね)が土を入れたプランターに撒いてくれ、敷地の片隅にある手作り温室に入れてくれた。
ちなみに、上の大きな写真は、オジサンが育てている玉ねぎの芽で、4週間近く経ったもの。後方の葉っぱが育ってきているのは、グリーンピースとのこと。私のは、こっちの小さな写真。
写真を撮っていると、飼い猫がずかずかと、遠慮なく畑の真ん中を通って走って来た。
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