昔といっても、大昔。もう70年近くも前の話。屋根裏に置かれた戸棚で見つけた、義母手編みのベビー服。茶色い厚紙で出来た箱の中に、麻布に包まれて入っていた。上にメモの紙が1枚。夫の子供の頃の愛称が記され、「手編みベビー服」と書いてあった。
とても古いものなのに、傷んだところもなく編みたてのような綺麗さ。あんまり着ないうちに、赤ちゃんの夫がどんどん大きくなってしまったのか。
ロンパースとカーディガンのセットのほかにも、いくつかカーディガンが入っていた。でも、色は白か水色ばかり。当時は、赤ちゃんが生まれるまで性別がわからなかったから、男女どっちでも無難な色にしたのかも。

夫の名前は、男のコでも女のコでも通用し、綴りも同じ。義母の言葉を思い出す。「生まれる前に、どうしても名前が刻まれたブレスレットを作っておきたかったの。生まれたらすぐに着けてもらって。だって、病院で取り違えでもあったら大変じゃない」。な〜るほど。夫の名前には、こんなこだわりがあったのだ。
ロンパースの刺繍色と同じ毛糸で編まれたカーディガンがあったので、合わせてみた。ロンパースには、きちんと股のところにおしめ取り換え用の空きがあり、ホックがついている。
一緒に入っていたほかのベビー服も、機会があったら紹介したいと思う。
過去の関連記事
「昔の子ども用うわっぱり」
