防寒や仕事用ということではなく、「おしゃれ」という観点で手袋の歴史を調べると、ヨーロッパでは13世紀あたりから、女性が装飾品として長い手袋を着けはじめたらしい。16世紀には、英国のエリザベス1世が豪華な刺繍や宝石入りの手袋を流行らせた。
おしゃれ手袋は、シルクやサテンで出来たものやレース編みのものがあったり、夜会用として腕の上の方まで長いものもあったりする。花嫁衣装には白色のこういった手袋がよく似合うが、現在ではセレブの集まりでしか見ないような代物もある。
義母の持ち物だったレース編みの手袋。日曜日に正装して教会に行く時とかに、着けていたのかなぁ。それとも、誰かの結婚式に参列する時?
20世紀はじめ、装飾品として長い手袋が流行した際に「手袋の着け方」の教えがあった。「まず、人差し指から小指までの4本の指にシワが出来ないようにしっかりとはめ、最後に親指」。その習いに従って、義母の手袋を着けてみた。自分の指が特に太いとは思っていないが、レース編みはあまり伸縮性がなく、手袋がパンパンになった。なんだか、可愛いデザインに似合わない。
写真を撮るのに少し手でポーズを取ってみた。「そうか、コスプレって、こういう気分ね」。
