水瓶はその昔、必需品だった

雑貨・用具・飾り物

前回、水瓶の話をしたが、この家には食卓で使うようなピッチャーとか瓶の類がたくさんあった。瓶は、土をこねて焼いたという感じの素朴なものが多く、ずっしりと重く、色にあじわいがある。「これは、インテリアに使えるぞ」。私は、形や大きさが違ういくつもの瓶の埃をはらい、わくわくしながら使い道を考えた。

思えば、水道設備が整い、各家庭で蛇口をひねれば水が出るという便利なシステムになったのはいつ頃のことだったか。日本だったら、明治時代あたりかなぁ?この家が建った今から120年前には、庭の井戸で水を汲んで、家まで運搬し保存していたとすれば、いくつかの水瓶が必要だ。義母に「バスルームからお湯を汲んでこい」と言われて、すぐに挫けた私。ちょっと情けなかったかなぁ。

暖炉の前に、瓶を4つ選んで並べて置いてみた。向かって右側のは、薄い鋼材のものなので重くない。水を入れて暖炉の側に置いて、火を消したりするのに使っていたものかもしれない。錆がところどころに出ているのも、ヴィンテージならでは、だ。左から2番目の瓶は、とても変わった形。取っ手が上と左右に3つもついている。水の入った瓶は重いので、2人で運搬するための取っ手?そして、横っちょに、ひょっとこのような注ぎ口。拗ねたような顔にも見える。

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