日本の陶磁器産地といったら、有田、九谷、越前、常滑、備前、萩、京・清水、薩摩…、たいして焼き物に詳しいわけでもないのに、結構名前が出てきた。フランスにも、陶磁器で有名な場所がいくつもある。ブルターニュ地方の焼き物では、大西洋の海辺から15キロのところにあるカンペール(Quimper)が有名だ。
カンペールの陶器産業は1708年、ブスケ/ラ・ユボディエール(Bousquet/La Hubaudière)の家族からはじまった(通称として「HB」が使われる)。その後、いくつかの陶器製造所が誕生したが、名の知れたところでは19世紀半ばから台頭したアンリオ(Henrio)家。しかし、ふたつの戦争を経て、陶器産業は景気がいちじるしく下降。1969年にはHBとアンリオが合併し買収され「HB-Henrio」になるが、2011年、再建型破産手続きにいたる。新たな経営者のもと、「アンリオ・カンペール(Henrio-Quimper)」が設立され、これがカンペール唯一の陶器製造ユニットとなった。(以上、Wikipédiaからカンタンまとめ!)

屋根裏にあったティーポットと揃いのふたつのカップは、ブルターニュ焼き独特の色合いの手描き絵付け。花と民族衣装の男女がモチーフだ。上のカップの反対側にはポットと同じ女の人が描かれている。
ポットの裏に「HB 」のサインがあるので、HBがまだ独自経営されていた時分のもの?
こういった陶器産業も、最近は家庭で実際に使う食器を生産するというより、観光客用のお土産になってるのが少し残念。
過去の関連記事
「アヤメを描いたピッチャー」
「模様が素敵な何枚かの皿」
