私の大好き貝ボタンたち

手芸・布類・道具

義母のボタンコレクションには、もちろん貝ボタンがいっぱいあった。シャツにつけるような小さなものは1000個はありそうで、ちょっと持て余してしまうほど。

ところで、貝ボタンって何の貝?

ちょっと調べてみたら、これまで聞いたこともないような名前だった。高瀬貝、黒蝶貝、白蝶貝…。高瀬貝は巻貝で、ボタンの材料ではあるが、身は「塩ゆでして、酢味噌で食べる」と美味しいらしい。二枚貝の黒蝶貝と白蝶貝は、それぞれ黒真珠と白真珠の母貝。貝殻は、高級ボタンやアクセサリーなどの材料になる。

貝ボタンの表は研磨されつるつるだが、裏はざらっとして、いろんな色が混じっている。貝そのままで、ひとつひとつが個性的。私は、この貝ボタンの裏側が大好き。持っているシャツやカーディガンのボタンを付け替えたくなったら、いつも裏側を表にする。