屋根裏は宝庫だった…かどうかは定かではないが、とにかく昔使っていたもの、また古くて使えないようなものまで仕舞われていた。
可愛い絵が描かれた木箱がふたつ。大きなほうの中には、余った部品のようなものが雑然と入っているだけ。箱の絵を見ると、どうやら城の模型を作るものだったらしい。
もうひとつの羊飼いの絵のほうを開けると、パズルだった。サイコロ型のそれぞれの面に絵が描いてあり、それをコロコロ回しながら、見本の絵と同じものを6種類作るというもの。私もついつい遊んでしまった。
手がおぼつかない子ども用のパズルで、夫が幼児の頃に与えらえたもの。サイコロの絵が少しかすれているのは、幼児の夫が「ああでもない、こうでもない」ととっかえひっかえ遊んだからだろう。

