不思議ちゃんな人形

玩具・娯楽品

こんな人形があった。ちょっと不思議ちゃんな気配?

黒人の赤ちゃん人形はセルロイド製で、お祖母さんの家にあったもの。そのほかのいくつかの人形と一緒に、居間のソファーに座っていた。黒人のお人形といったら「だっこちゃん」?なんて、私も小さい時分の話で、あまり覚えていない。すごい流行ってなかなか買えず、父親がやっと買ってきたと思ったら、ブームはすでに終わっていた…という感じだったと思う。

フランスでは、黒い肌色の赤ちゃん人形が売られていることは別に珍しくない。そのほかの人形と同じように、可愛い服を着て、愛らしい表情で陳列台に並んでいる。バービー人形だって、黒人のキャラクターが存在する。ただ、だっこちゃんもそうだったように、お祖母さんの人形も当時はちょっと物議をかもしたかも。人種の特徴をことさらに強調しているというような理由で人権問題に発展したんじゃないかなぁ。

もうひとつは、身長が20センチくらいの小さな人形で、表情がすごくリアル。義母が亡くなってから、彼女の親密な友人と話す機会があった。義母が持っていた山ほどの人形が話題に出ると、「小さいけどね、価値のある赤ちゃん人形があるから捨てないでね」と言う。両手の人差し指で、人形の大きさを教えてくれながら。あわてて探し出したのがこの人形。小さな赤ちゃん人形といえば、これしかなかったので、たぶんこれ。しかし、人形の身体をすみずみ探しても、刻印らしきものもない。ほんとうに、これ?