フランスで宿泊するなら…

諸々の...話

ブルターニュの家への移住を決めてはいるものの、仕事の関係で30年以上も暮らしていたアルプス地方のアパートも今のところ所有し、年に数回行き来をしている。ふたつの町を隔てる道のりは1000キロ弱。車で10時間以上もかかる。少しずつ長時間の運転がキツくなり、7年くらい前から途中拍をするようになった。年取った証拠だ。

宿泊するにあたり、困ったのは飼い猫も一緒に泊まれる施設を見つけること。私たちは知り合ってからずっと、猫が側にいる生活をしてきた。「犬猫お断り」「犬はいいけど猫はダメ」という所も少なくない。それに、初めての外泊に猫がストレスを感じないように、できるだけ広い部屋を見つけたかった。

そこで、思いついたのが「シャンブル・ドット(chambre d’hôte)」。民家のお客さま用の部屋という意味合いだが、民宿のような、B&Bのような…。飼い猫のため、お城か大きな農家の一室を希望。ネットで検索し、ロワール(Loire)河沿いにある施設に電話してみた。猫がいることを話すと、「じゃあ猫も一緒に泊まるといい」と男性の優しい声が返ってきた。

ここは定年した夫婦がオーナーで、元々はワインを製造する蔵だったとのこと。広いホールにはワイン造りの道具がいくつか飾られていた。広々とした風呂場がついた大きな部屋を用意してもらい、ヴィンテージな家具に囲まれて、私たちと1匹はぐっすり眠った。

こういった施設では、美味しいパン、手作りのジャムやフルーツケーキなどのたっぷり朝食を振るまってくれる。1部屋1泊朝食付で75ユーロ程度だったから、決して高くない。フランスを旅するなら、シャンブル・ドットがお勧めだ。