フランスでも日本でも、電気が家庭に普及しはじめたのは20世紀に入ってから。地方の隅々にまで行き渡ったのは戦後らしい。それまでは、ろうそくや油を使った照明道具など、火のあかりで辺りを照らしていた。時代劇を見ていると、よく「行燈」なんて出てくるよね。
20世紀前半の生活も経験している義母やお祖母さんは、素敵なオイルランプや燭台をいくつも持っていた。こういったレトロな照明具を改造して、電球をつけてくれる電気屋さんもあるみたいだが、私はやっぱりオイルランプのまま使いたい。でも、何の油を使うのかな。しっかり調べてから火をつけよう。

小さな燭台は、人差し指を引っかける取っ手がついて、足元を照らしながら持ち運びができるようになっている。そういえば、屋根裏には30センチくらいの高さの白いろうそくもたくさん取ってあった。停電時には、今では懐中電灯やスマホのランプで対応するが、電気が普及しはじめた頃には、万が一に備えてろうそくを買い置きしていたのだろう。
白いガラスの傘は、形や模様が可愛い。たぶん、中にろうそくを入れて、どこかにひっかけて使うのだと思うが、ろうそく立ての部分がなくなっているのが残念。そうだ、火をつけた小さなろうそくをテーブルに置いて、その上に被せるだけでもいいな。
