小学校から家庭科の授業があったし、周りに手芸得意という友だちがいたので、縫い物や編み物、そして刺繡などは一応できる。が、レース編みはしたことがない。レース編みというと、居間にあるソファの前に置く四角いテーブルの真ん中に敷かれるものというイメージしかない。
手芸大好きだった義母の持ち物には、もちろんレース編みもたくさんあった。小さなものから大きなものまで。レース編みは、さまざまな色を自由に選ぶ毛糸編みとは違って、たいてい白色か薄いベージュ色が多いと思う。
四角いモチーフをつなげたレース編みはベージュ色。私のイメージにならってテーブルの真ん中に置いてみた。ついでに、日本旅行中に骨董店で買った古伊万里風の小皿をのせて。ありきたりで、野暮ったい?
魚のレース編みは使い方がもっと悩ましい。いっそ、額縁に入れて飾ってみようか…。

