ヴィンテージな壁紙

家具・インテリア

プロフィール」で述べているとおり、義母の家から歩いて3~4分の所に彼女の母親が住んでいた家があった。夫の祖母だ。1950年代に新築された当初は、お祖父さんとお祖母さん、それから義父と一緒になる前の義母の3人がここで暮らしていた。

1970年半ばにお祖父さんが他界。お祖母さんは亡くなるまでの20年間近くをここで暮らしていた。とはいえ、義母が近所に住んでいたから、しょっちゅう行き来していて、私が夫と知り合った後も日曜日のランチは必ずお祖母さんが一緒だった。

義母は誰も住んでいないこの母親の家を手つかずのまま約30年間も所有していた。彼女が亡くなる1年前に夫が売ってしまうまで。「販売のため更地にしてプール付きの家にする」と言うプロモーターに売ったので、いずれは取り壊されてしまう家だが、内装はヴィンテージそのものだった。せめてもの思い出にと内外の写真をいっぱい撮ったので、時々このブログで紹介できれば嬉しい。

1950年から60~70年代のインテリアの極め付きは、壁紙。各部屋、廊下…、それぞれに異なる壁紙が張られている。花柄だったり、幾何学模様だったり。しかも、カーテンまで柄もの。賑やかでチグハグではあるのだが、色合いにどこか共通するものがあるのだろうか、何気にしっくり感がある。まあ、好みの問題だとは思うけど、インテリアにこういった柄の壁紙を使うというのは、最近DIY雑誌などで見かけることがある。流行は廻る。