家から5分も歩くと、そこはもう海岸。長~いなだらかな湾曲線を描く砂浜で、「ヨーロッパで一番長い浜辺」というのが謳い文句だ。
海岸の外れには船を係留する港がある。漁港ではなく、個人が所有していたり貸し出したりする娯楽用のヨットが小さなものから大きなものまで停泊しており、辺りにはヨット関連の施設や店舗もあるので「ヨットハーバー」とか「マリーナ」と呼ぶのかもしれない。
陸揚げされたヨットが並ぶドックの脇にはいくつかのレストランが並び、夏には、コンクリートにテーブルと椅子を並べたテラスが賑わう。ムール貝やオマール海老、さまざまな魚類…、地元で獲れた物がやっぱり美味しい。
日暮れが遅い夏の夜の散歩コース。港のテラスで夕食をし、埠頭までぶらりと歩き、地平線に沈んでいく夕日を眺めて家に帰る。